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開園(9) [開園]

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花桃や桜が終わりかけると、周りの雑木林の新緑が徐々に色濃くなっていく。

2月末から開園の準備に忙しく飛び回っていると、気がつけば我が家のちっぽけな庭すら見過ごしたまま1ヶ月以上の時間が過ぎていた。
庭の奥の沈丁花を見たときはほとんど花が終わりかけていた。
プランターで育てているイチゴにはすでに白い花が咲いていた。簡易組み立て式のビニール温室に入れていた鉢植えのクレマチスには大きなつぼみが無数についていた。

比較的大きな鉢に入れてある山椒は青々した葉がのびていた。もらった竹の子を煮て、上に山椒の葉を数枚乗せたが、いい香りが食欲を増進させてくれた。

桔梗も例年のように、まっすぐ土を割るように芽が伸びてきた。
2月に油粕を多めに根元にまいておいたつつじが、びっしりとピンクの花を咲かせている。
ほとんど手をかけていない鈴蘭もニョキニョキと芽を出した。

プランターの中のパセリもすでに何度か食卓にお目見えした。なでしこは赤い小さな花をつけ始めている。

忙しさにかまけていた間にも、草花たちはしっかり生を営んでいた。
一斉に新しい命の誕生を目にした今年は例年とは違った春である。

写真は上からクレマチス、つつじ、イチゴの花

開園(8) [開園]

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京都のホテルグランビアの宴会場で第2回「ニッポン食堂」を開催したとき、全国の野菜農家から食材を集めてくれたSRBネクストという会社があった。「ステビア」という名前の農業用資材を扱う会社で当時の担当者、古屋さんがトコトコ農園に来てくれた。

「ステビア」はパラグアイ原産のハーブで、一般には天然甘味料として知られているが、その茎を加工処理して土に戻してやると、土壌微生物の餌になり、土壌改良の手助けをしてくれる。
ステビア資材を使ってできた野菜や果実の甘みが一層強くなるという。

トコトコ農園を開設したことで「ステビア」を使う側になってしまった。
4月21日は火曜Gの作業日で、コマツナ、コカブを2畝、植える予定になっている。古屋さんの申し出で2畝のうち1畝に「ステビア」を試しに使用することになった。

「ステビア」の効果を未使用のコマツナ、コカブと比較してみようという意図である。
さて、どんな結果がでるか先行きが楽しみだ。

写真はコマツナとコカブの種

開園(7) [開園]

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開園準備のさなかの3月13日にキタアカリを中心に男爵ならびに伯爵の3種類、16キロを植え付けた。

しかし、桜の開花宣言が出たとたん、気温はぐんぐん下がり、土のなかのジャガイモは再び眠りについてしまった。
ここのところの暑さで、そのジャガイモがやっと芽だしモードにスイッチが入った。
植えはじめから32日目の昨日、ところどころから、芽がでてきた。
幸いに午後から雨が降り始め、乾ききった畑にたっぷり水分が供給され、芋たちは一斉に芽を出すだろう。

開園直後の4月7日に火曜日グループの初作業として、トウモロコシを2畝作ってもらった。ぴたり1週間目に小さな芽が顔を出しているのが確認できた。
マルチとトンネルによる暖かさにつられトウモロコシの種子はびっくりしたように飛び起きたようだ。

日一日と気温が上がり、畑の周囲の緑が一段と鮮やかになっていく。畑にそよぐ風が心地よい。

写真上がジャガイモ、下がトウモロコシ

開園(6) [開園]

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東京のT農業塾で野菜つくりを教えてもらっている立場から、一転して体験農園を主催する側になって、いろいろ気づかされたことがある。

これまであらかじめ用意された種や苗、各種農業資材を何気なく使ってきたが、自分でこれらを調達することになって、知ったことがある。

種と苗は所沢市内の渡辺種苗店かサカタのタネの通販で取り寄せている。農業資材はもっぱら、大井町の大型店舗、トステムビバで買い揃えている。
今日の作業のための不足している資材を急遽調達することになり、前日のなるべく午前中早い時間帯に調達を終えたいと思っていた。

ビバの開店時間を調べてみると農業資材の売り場は午前8時オープンになっている。
店の小型トラックを借りて、資材を畑に運び、再びトラックを返しにきても、8時なら十分時間的余裕はある。
農作業の時間に合わせて、開店時間を決めていることを初めて知った。

農業関係よりさらに早い開店時間の業種があった。金物店である。
大井町のビバは我が家から少し遠い。もう少し近いところと、探していたら、畑に程近い町の金物店を見つけた。
建築関係の職人さんがお客だから、この金物店の開店時間は信じられないくらい早い。
なんと6時半である。

畑に出るようになって起床時間が随分早くなったが、それまで6時台はそれこそ惰眠をむさぼる時間帯だ。パソコンに向かっていると、気がつけば深夜1時、2時があたりまえだった頃を考えると、随分と様変わりだ。

それよりも早朝6時前に仕事の段取りをしていることが、なぜか新鮮に感じた。

開園<5> [開園]

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「百姓」は百の姓、百の顔を持つ人という意味だと教えられてきた。

つまり百の仕事をこなさなければ、本当の百姓とはいえない。物置小屋はドミタスの下山さんから一から十まで教え込まれ、四苦八苦しながらなんとか合格点をもらえた。

物置小屋に隣接して、日除け兼ゴーヤ棚を自力で作った。
それも部材はK子さんの隣家の竹林に入り込み、かなり長めの真竹を10本ほど切り出して、支柱と梁に使い、棚を完成させた。材料費はゼロだ。

梁は真竹の太い部分にのこぎりで切込みを入れ、そこに鍬の刃の部分を差し込み、かなづちで刃を打ち込んで半分に裂いた。鉈がなかったので、鉈代わりに鍬を使ったのだが、これは会員、Yさんの機転だ。

百に届くまではまだまだ時間がかかりそうだ。

開園<4> [開園]

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参加者を平日組みと(火曜日グループ)と休日組み(土曜日グループ)の二班に分けた。

平日組みはリタイヤした方を、休日組みは現役の方を対象に分けた。
しかし実際のところ、リタイヤした方のなかでもパートで勤務している方もいて、勤務日がまちまちなケースがある。
そこでグループを特に決めず、でられるときに出ていただく方もいる。できるだけ柔軟な対応をしようと思う。

体験農園の大半は所有区分をきちんと決めて、年毎に新たに区画を決めている。
「トコトコ農園」の「共同耕作・共同収穫」は区画を決めずにひとつの作物をひとつの畝で、全員協力して作業をする。誰かが都合で出られなくても、他のメンバーが作業を代わりにこなしてしまう。
だから、作業日に出られなくても、作業進行に支障が出るわけでもなく、参加できなくともそれほど気にする必要もない。

「共同耕作・共同収穫」の利点はここにある。特に現役の方は休日といえど、仕事がらみの付き合いで休みをつぶされることも多い。
リタイヤ組みはそのあたりの事情は十分理解している。リタイヤ組みには体がなまってしまうので、時間があれば畑に出て作業を希望する方も多い。

うまく互いのバランスが取れれば、特に支障は出てこない。

開園<3> [開園]

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火曜日グループの初作業である。

11メートル長の畝を2畝作り、スイートコーンの種を播いてもらった。
2穴のチドリのマルチを敷いて、ビニールトンネルで覆いをした。事前の作業説明時間をたっぷりとったので、作業が終わったのが12時ちょうど。

2回目以降は徐々にスピードが上がり、おそらく1時間強で終えることができるだろう。
最初が肝心なので、作業手順とともに作業の合理的な理由付けも説明した。

ただ言われたことをするだけでは、どこかで大きな間違いをする。理屈をしっかり理解していれば、イージーミスの起こる可能性は低いと思ったからだ。

記念すべき初仕事を終えて記念撮影をした。

開園<2> [開園]

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説明会で参加者から最後に質問されたことは、農作業のときの格好についてだった。

トコトコ農園は服装に関する規定は特にない。
ただし履物は長靴か地下足袋を薦めている。女性は抵抗があるとおもうが、できれば地下足袋をお勧めしたい。動きが楽だし、土が入り込まない。長靴は意外に土が入り込みやすく、靴下に泥がびっしりこびりついていることが多い。

軍手かビニール製の手袋も必需品だ。軍手は泥が中まで入ってしまうが、ビニール手袋は土も水も通さない。しかし蒸れていやなにおいが残るのがビニール手袋の欠点だ。高校時代の剣道用籠手のにおいを思い出す。

畑仕事では中腰でひざをつくことが多い。農具や収穫物を抱えると服に土が付着する。
そこでお奨めなのがデニム製の前掛け。ポケットが大小3~4つ付いているので、携帯電話や手帳、ペン、はさみ、カッターなどドラえもんのポケットのように何でも取り出すことができる。

それと日差しが強いので長袖、長ズボン、帽子もまた定番の必需品だ。

開園<1> [開園]

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4月5日、念願の体験農園を正式にオープンすることができた。

ご夫婦参加型が応募者の多数を占めている。奥さん一人の参加の人でも、いつか夫を連れてくる、とおっしゃっている。女性の参加は雰囲気が和み、大歓迎です。

「共同耕作、共同収穫」は農園の空気がぎすぎすしていては成り立たない。所有権を必要以上に主張すれば、必ず周りと軋轢が生じる。

世の中全体が不景気のあおりで、人の気持ちがパサパサしているが、この農園ではそうした社会の投影の場にしたくない。別世界とは言わないまでも、少なくとも農園の中ですごす時間はストレスと無用なものにしたい。

入園式の冒頭にK子さんに挨拶してもらった。
立派なスピーチだった。K子さんの人柄がにじみ出たいい話だ。参加された会員の方々もK子さんのキャラクターに引き込まれたと思う。

まずは順調な船出である。

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