So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

便利なようで不便な現代 [畑の風景]

原発事故で思い知らされたのが、電気万能の現代文明の危うさでした。

昭和20年代から30年代前半まではちょくちょく停電を経験しました。電力の安定的な供給体制が整わなかったのでしょう。家電製品がまだ全世帯にいきわたらず、もちろんクーラーなどなかった時代でさえ、しばしば電力不足がおきた時代でした。

そして現代では何から何まで電気に依存してしまい、電気はいつもふんだんにあるもの、という錯覚にどっぷり浸かっていた矢先の計画停電でした。

生活機能不全に陥り、だれもがそれを乗り越える知恵を働かせることができませんでした。世の中、緻密になればなるほどブラックボックス化してしまい、何をどうすれば良いかの判断がつきません。

原発政策を考えるとき、原発肯定派は電力供給不足を理由にあげます。原発否定派は安全を反対理由にあげます。どちらも一理はあるのですが、ある程度の不便さを受け入れ、可能なかぎり電気のない生活に逆戻りしてみるという視点が欠けているような気がします。

一度便利さを体験すると時計の針を逆まわりに戻すことはできないという人がいます。
大枠では確かにその通りだと思います。

しかし、それが総てに当てはまるわけでもないと思います。
具体的には燃料についてですが、暖房はクーラーか石油ファンヒーターですが、石油ファンヒーターは燃料は石油、そして動力は電気です。
しかし、薪が比較的手に入りやすければ、電気と石油に頼らず薪ストーブに代えることも可能です。

幸い日本は亜熱帯に位置し、木は森は、切っても切ってもすぐに再生するという自然環境に恵まれてます。
「トコトコ農園」には電気も水道も引いていないので、水はもっぱら雨水を利用し、調理用の熱源は薪ストーブに頼っています。
農園の周囲は鬱蒼とした林が広がり、毎年間伐や枝打ちをしないと林は荒れ放題になります。

そして切った木や枝はチップ処理加工業者にお金を払って持ち込み、細かく裁断したあと、ご丁寧に市のゴミ処理場にお金を払って持ち込み、燃やしてもらうのです。焼却のときの熱はそのまま大気に放出され、3重のお金と資源の無駄使いがまかり通っています。

電力自由化で電気の買取システムをすすめるならば、同じように薪ストーブ切り替えのため補助金を考えるべきでしょう。そうすれば木を切り出し、販売する専門業者が現れ、たちまち荒れきった日本の森林は再生できるでしょう。杉はどんどん切って、広葉樹に植え替えれば、花粉症対策にもなるでしょう。そのための医療費も激減するはずです。薪ストーブからでる灰は立派なカリ肥料として畑に戻してやります。

薪ストーブは現代人の情操教育にも役立ちます。いい年の大人でさえ火おこしのやり方を忘れています。
火おこしは、小さいものから徐々に大きいものへと火をつけるのがコツですが、はじめから太い木材に火をつけようとして失敗します。
小さいときから火おこしを覚えさせれば、子供によるライター火災事故はなくなるでしょう。火の怖さを知らない子供たちが増えています。オール電化の家の子は火も見たことがありません。灰を知らない子供がいます。

電気万能の便利な生活から多少不便でも、昔の生活に逆戻りするのもまた楽しからずやです。
薪ストーブでお湯を沸かすと、火力が強いのであっという間にわいてしまいます。おきを利用すればことこと煮込む料理もできます。
桜の木があれば燻製もできます。お餅もアットいうまに焼けます。もちろん焼き芋も家庭で手軽に楽しめます。


DSCF1807.JPGDSCF1805.JPGDSCF1806.JPG

脱穀機と唐箕 [作業日誌]

11月中旬に昨年の2倍の量の小麦を播きました。

12月初旬には第1回目の麦踏もすみました。来年の梅雨時には60kgの小麦を収獲する見込みです。

昨年からの課題は収穫後の処理作業です。梅雨の晴れ間の紫外線の強い日に機械を使わず手作業で脱穀するのはちょっと酷でした。

そこで手回しは早ければ早いに越したことがない、ということで行政の手を借りて脱穀機と唐箕を貸してくれる農家探しをしました。

隣の地区(中富地区)の農家が二つとも揃っていて、貸すことはやぶさかではないという色よい返事をもらえました。

脱穀機は足踏みではなく電動の立派なものです。立派すぎて軽トラに積み込むという難題が新たに発生しました。
一方、唐箕は木製でしかも少し小ぶりのものでこれは運搬も容易で助かります。


DSCF1768.JPGDSCF1767.JPG

整理整頓のマジック [作業日誌]

昨日17日(土)が農園の今年最後の作業です。

物置小屋の整理整頓がメインの作業です。小屋の中のものを一旦全部出して、畑の通路に並べました。
火事で焼け出されたような有様です。

DSCF1794.JPG

農具など普段使うものは入り口付近に、使用頻度の低いものは奥へ、という具合で整理しました。
個人の所有物や不要なものは廃棄しましたが、結果的にはその量はたいして多くもなく、大半をまた小屋に戻しました。

DSCF1797.JPG

ところがあれほど足の踏み場のないくらい雑然としていた小屋の内部は、ご覧の通りガラガラ、すきすきになりました。
これには会員一同、びっくり。これまではなんだったのだろう、というのが一致した感想でした。


DSCF1802.JPGDSCF1803.JPG

小屋の整理のあいだ、女性陣には昼食つくりをお願いしました。
白菜鍋、ダイコンの柚子味噌田楽、焼き芋に差し入れのお汁粉、デザートにリンゴ、そして〆に白菜鍋のだし汁にうどんを放り込んで完食。昼から少々食べ過ぎたようです。

DSCF1800.JPGDSCF1801.JPG


冬の定番 [作業日誌]

冬の作業には熱い飲み物と、熱い食べ物がほしくなります。

休憩にはアツアツのコーヒーと焼き芋がつき物です。焼き芋とお湯沸かしが同時にできるような時計型のストーブをかってきました。

DSCF1769.JPGDSCF1771.JPGDSCF1772.JPG

この日は5センチほどの霜柱が立ち上がり、地下足袋の底から冷気が伝わってきます。足元から冷えるときにはやはり、体の内側から温めるのが一番。

DSCF1774.JPG

ストーブの煙突を買ってこなかったので、燃焼が悪く煙でいぶされ困っています。体全体に燻製のようなにおいに取り付かれてしまいました。




柚子三昧 [作業日誌]

11月中旬から公私ともどもいろいろあって、ブログ更新が中断してしまいました。

師走になって、忘年会、会合など25日まで何かとせわしい状況が続きますが、忘れられても困るので記事のアップをすることにしました。

先週末、梅林で有名な「越生」に会員のTさんとともに出かけ、柚子を300個ばかり調達してきました。

越生は所沢から車で子1時間の距離にあり、梅林に加え柚子の生産にも力を入れている地域です。
柚子の生産者は町内で20軒を超えていますが、そのなかで最も早く柚子の生産を始めた農家をたずねました。

柚子の収獲は隔年ごとで、今年は当たり年だそうです。独特の鋭い棘には分厚い皮手袋をつけて収獲作業を行いますが、1年でその皮手袋がぼろぼろになるそうです。

もともとの柚子の原産地は中国の揚子江沿いだそうですが、生木でもよく燃えるほどの油分を多く含んでいます。
家に持ち帰った30個ほどの柚子はまず半分に切って果汁を絞り、同量の醤油、お好みに合わせて味醂を加え、そこに昆布と鰹の削り節をたっぷり加え一番寝かし、自家製ポン酢を作りました。

絞りきった柚子の内側の残滓をきれいにスプーンで取り除いていると、皮から油分が染み出て、手のひらがぬるぬるしてきます。

柚子皮は薄くスライスしたダイコンに巻いて甘酢漬けに、また残った皮で柚子ジャム、柚子味噌を作りました。
キッチンからリビングまで柚子の香りが終日残っていました。

DSCF1775.JPG

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は180日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。